ライ麦パンを求めてさまよった結果のホームベーカリーとビーフシチューについて
先日ライ麦パンを探して街中をさまよった結果、最終的にスーパーに売っているおなじみの窯焼きライ麦パンを買うことになって、もう二度とこんな思いはしたくないという事と今のご時世に街中をさまようという事の危うさを感じてホームベーカリーを買うことにした。
色々調べていると、あれもこれもと機能が盛りだくさんの機種が欲しくなってきてパンをこねる羽を回すモーターは速度の可変制御出来るインバーターモーターだとかDCモーターだとか呼ばれているタイプのモノが採用されていて、なおかつ天然酵母パンが焼けて大前提のライ麦パンが焼けるという機種になるとパナソニックの上位モデルか現在は生産中止しているっぽいタイガーのGRAND Xシリーズ(これも上位モデル)ぐらいの選択肢になるみたい。
悩みに悩んで高かったけれど、最初はヨドバシ・ドット・コムでパナソニックの現行モデルの最上位機種を注文したものの、どうやらコロナ禍による巣篭もり需要とホームベーカリー自体のブームが去っていた影響もあって生産台数が少なくなっている状態のため品薄状態が続いているようで一向に発送されることがなかった。
パナソニックのホームベーカリーを注文した時点で既に強力粉とライ麦粉とドライイーストは購入していたため、早くホームベーカリーを手に入れてすぐにでもパンを焼いて食べたいという気持ちが強くなっていた。
メルカリで探しても、そもそも現状出品すらされていない状況でホームベーカリーの需要と供給がおかしなことになっている事に気付かされた。
近所の家電量販店に行けば在庫はあるものの45000円ほどしていて、少し手を伸ばしづらい値段だった。ヨドバシで注文したのも38000円ぐらいだから、これも十分高いんだけど、その値段が基準になっているので更に高い値段には踏み出せなかった。
そもそもこの値段を払うんであれば、ちょっと良い炊飯機に買い換えるかホットクックでも買ったほうが生活の質はいくらか上がるのでは無いかと思ったことも何度もあったが、ライ麦パンを食べたいという一心で理想のホームベーカリーを求めるネットサーフィンを続けた。
当初パナソニックの上位機種にしか注目していなかったが、改めてタイガーのGRAND Xの製品を調べてみると自分が求める機能を全て搭載していることに気づいた。
2014年製のKBX-A100と2017年製のKBD-X100とがあるが、HPの説明を見てもほとんど同じ性能のように見えるが2014年製の方のパンケースは「土鍋焼き 遠赤土鍋コーティング」が採用されているみたいで、もしかしたら古い方が性能はよかったりするんじゃないだろうか。
ちなみに天然酵母モードが不要であれば2017年製のKBY-A100が20000円ほどで買えて、DCモータ付きで良いのではないでしょうか。
結果的に決めては値段で2014年製のKBX-A100が箱無しで23000円ほどでAmazonで売っていたのでこれに決めた。
本日届いたので各種機器を洗った後に全粒粉パンを焼くことにした。あれだけライ麦パンを求めていたはずなのに、なぜか最初は全粒粉パンになったのは、まあ好きだからだろうか。
上の方で強力粉は買ってあると書いたが正確には全粒粉とライ麦粉しか買っていなかったが、レシピ本には精白強力粉を半分混ぜろと書いてあったので歩いてスーパーに買いに行った。ついでにじゃがりこを買って食った。焼きチーズ味とわさび味である。
晩ごはん前に焼けるように予約してセットしたが動き出すのが待ち遠しかった。
動き出してからは蓋を開けてモーターが回るのを見ていたが、これがなかなか面白くてパンケースの壁に付着してしまっている、本体からはぐれてしまった生地を救出できるか見守るというのをしばらくしていた。
蓋を開けて覗いているのでどこかのタイミングでイーストの投入がありそうで、長いことは見ていられなかったけれど、ちょこちょこ覗いてははぐれ生地が救出されたかを確認していた。何度目かの確認をした時には無事救出されていた。
18時半ごろに焼き上がりパンケースから出してみると立派な食パンが出来ているではありませんか。
全粒粉パンらしいつぶつぶが頭に載っかっているのも可愛らしい。
しばらくの間さましておきながら夕飯の準備を並行してすすめる。
パンに合いそうなおかずという事で、なんとなくビーフシチューにすることにした。
ビーフシチューとはいっても肉は入っていないのだけれど。
適当に玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、しめじを電気圧力鍋に投入したら500gほどになっていたので、最後にチューブのデミグラスソースを100gほど投入して、カレーモードで13分ほど煮込んだら完成だ。
別にそれだけども、十分美味いけどコメダ珈琲で食べたビーフシチューに、これがまた絶品なんだが、チーズが載っていて嬉しかったので煮込まれたモノを耐熱皿に盛ってその上に好きなだけチーズを載せてオーブンで10分ほど焼いた。邪悪な料理の完成である。
あとは常備されている、にんじんのラペ、たけのことピーマンのカレー炒め、焼き鯖の酢漬けを小皿に盛って晩ごはんが完成した。晩ごはんだったり夕飯だったりとワードが安定していないことが若干気になる。
パンは美味いが特別感動するほどでも無いような気もする。ビーフシチューはもう最高だ。多分チューブのデミグラスソースよりも固形のルーの方が美味いような気はするけれど、どっちも美味いのでまあ気分で使い分けても良いような気もする。
固形のルーは少ない量作ろうと思うとちょっと面倒だったりするけど、そうでもないかも。
今度は天然酵母を買ってきて天然酵母パンを作るか、ライ麦パンを作るか、全粒粉パンにドライフルーツとかナッツとかを入れる幸福度高めのパンを作るかをしてみようかな
ホームベーカリーを眠らせることにはならないようにしたいところ。
俺が買ったのはこれ。
新しいモデルだけど、説明だけ読むと違いがパンケースぐらいだった。2017年製のGRAND Xの製品。ちょっと値段が高い。この値段出すならパナソニックの上位機種買ってもいいかも。
天然酵母モードがいらないならこれが値段も高すぎずDCモーターも搭載されているので良いかも。
まあとはいえ、なんだかんだパナソニックの上位機種買っておくのが無難でおいしいパンが焼けるんじゃないかとも思っている。デザインもちょっとカッコいいしね。
こっちが最上位機種。
こっちが一個したのモデルでどうやらマニュアル機能という「こねる」だけとか「発酵」だけとか「焼く」だけとかっていう機能が有るか無いかという違いだったと思う。