何処へ行く

暇をつきつめる

マイナンバーカードの電子証明の更新をしました

今週は仕事の負荷が低く本日の業務は早めに終わったので市役所へ行くことにした。

確定申告の通知がマイナポータルの方に届いていたので確認しようとマイナンバーカードをスマートフォンにかざしたところエラーを吐いたところで、そういえば電子証明の更新のはがきが届いていたことを思い出す。

なんで電子証明の更新をわざわざ市役所へ行って行う必要があるんだとアホらしくなって無視していたが、結局行くことになるとは悲しい時代だ。webから更新できるようにしてくれよ。

なんだかんだ市役所へ行き更新の手続きを進めたのだが更新自体は10分程度で終わった。

最中マイナンバーカードが保険証として使えること知ってますかみたいらことを聞かれたところから少し雑談になった。

おそらく申請はしているんだけど使えるのかよく分からないので今は普通に保険証を提示していると。

現状としては対応している医療機関がいくつかあるが半導体不足等の影響によって中々普及が進んでいないらしい。国としては推進しているとか。

できれば持ち歩くカードの数を減らしたいし国民健康保険のカードはペラペラの紙なのでクシャクシャになりそうで不安なのでマイナンバーカードに一本化できるなら嬉しいなとも思う。

なんなら免許証も統一してほしいしPOINTカードとかクレジットカードとかキャッシュカードも連携してくれてもいいな。

最終的にはカードじゃなくてスマートフォン内のアプリで管理できたら最高だなあ。

どうやらマイナポイントの第二弾が始まっているようだけど、そういったことに興味が失せてきてしまっている現状に少し悲しくなった。

レディ・バード - グレタ・ガーウィグ

自分でつけた名前を名乗れば、自分で決めた大学に入れば、初めてのセックスをすれば、18歳になれば、何かが変わるような、何者かになれるような気がしていても実際のところ、その1つ1つは大した影響はなくて、ただその自分で決めた行動は少しずつ 少しずつ、なりたい自分に近づく、いや、以前の自分とは違うなにかに変わっていく原因にはなっているんだと思う。

Mrs. GREEN APPLE(大森元貴) - CONFLICT
いつかどうせ消えて往く

「今迄」の時間は 無駄じゃないと思いたい
だんだんいろんな事も忘れて往く
この今の気持ちだけは 忘れぬように

 変わっていっても過去の自分と現在の自分は地続きなわけで、変化することが怖くなることもあるけれど、変化に抗うことは不自然でどこかで無理が生じてしまうと思う。

変わろうとしても変わらないこともあるし、変化にあらがっていても変わっていってしまうこともある。

だからといって何をしたって無駄だとか、過去が無駄になるかと言ったらそんな訳はないわけで、ただ現在を精一杯生きることぐらいしか自分にはできないのだと思う。

ライ麦パンを求めてさまよった結果のホームベーカリーとビーフシチューについて

先日ライ麦パンを探して街中をさまよった結果、最終的にスーパーに売っているおなじみの窯焼きライ麦パンを買うことになって、もう二度とこんな思いはしたくないという事と今のご時世に街中をさまようという事の危うさを感じてホームベーカリーを買うことにした。

色々調べていると、あれもこれもと機能が盛りだくさんの機種が欲しくなってきてパンをこねる羽を回すモーターは速度の可変制御出来るインバーターモーターだとかDCモーターだとか呼ばれているタイプのモノが採用されていて、なおかつ天然酵母パンが焼けて大前提のライ麦パンが焼けるという機種になるとパナソニックの上位モデルか現在は生産中止しているっぽいタイガーのGRAND Xシリーズ(これも上位モデル)ぐらいの選択肢になるみたい。

悩みに悩んで高かったけれど、最初はヨドバシ・ドット・コムでパナソニックの現行モデルの最上位機種を注文したものの、どうやらコロナ禍による巣篭もり需要とホームベーカリー自体のブームが去っていた影響もあって生産台数が少なくなっている状態のため品薄状態が続いているようで一向に発送されることがなかった。

パナソニックのホームベーカリーを注文した時点で既に強力粉とライ麦粉とドライイーストは購入していたため、早くホームベーカリーを手に入れてすぐにでもパンを焼いて食べたいという気持ちが強くなっていた。

メルカリで探しても、そもそも現状出品すらされていない状況でホームベーカリーの需要と供給がおかしなことになっている事に気付かされた。

近所の家電量販店に行けば在庫はあるものの45000円ほどしていて、少し手を伸ばしづらい値段だった。ヨドバシで注文したのも38000円ぐらいだから、これも十分高いんだけど、その値段が基準になっているので更に高い値段には踏み出せなかった。

そもそもこの値段を払うんであれば、ちょっと良い炊飯機に買い換えるかホットクックでも買ったほうが生活の質はいくらか上がるのでは無いかと思ったことも何度もあったが、ライ麦パンを食べたいという一心で理想のホームベーカリーを求めるネットサーフィンを続けた。

当初パナソニックの上位機種にしか注目していなかったが、改めてタイガーのGRAND Xの製品を調べてみると自分が求める機能を全て搭載していることに気づいた。

2014年製のKBX-A100と2017年製のKBD-X100とがあるが、HPの説明を見てもほとんど同じ性能のように見えるが2014年製の方のパンケースは「土鍋焼き 遠赤土鍋コーティング」が採用されているみたいで、もしかしたら古い方が性能はよかったりするんじゃないだろうか。

ちなみに天然酵母モードが不要であれば2017年製のKBY-A100が20000円ほどで買えて、DCモータ付きで良いのではないでしょうか。

結果的に決めては値段で2014年製のKBX-A100が箱無しで23000円ほどでAmazonで売っていたのでこれに決めた。

本日届いたので各種機器を洗った後に全粒粉パンを焼くことにした。あれだけライ麦パンを求めていたはずなのに、なぜか最初は全粒粉パンになったのは、まあ好きだからだろうか。

上の方で強力粉は買ってあると書いたが正確には全粒粉とライ麦粉しか買っていなかったが、レシピ本には精白強力粉を半分混ぜろと書いてあったので歩いてスーパーに買いに行った。ついでにじゃがりこを買って食った。焼きチーズ味とわさび味である。

晩ごはん前に焼けるように予約してセットしたが動き出すのが待ち遠しかった。

動き出してからは蓋を開けてモーターが回るのを見ていたが、これがなかなか面白くてパンケースの壁に付着してしまっている、本体からはぐれてしまった生地を救出できるか見守るというのをしばらくしていた。

蓋を開けて覗いているのでどこかのタイミングでイーストの投入がありそうで、長いことは見ていられなかったけれど、ちょこちょこ覗いてははぐれ生地が救出されたかを確認していた。何度目かの確認をした時には無事救出されていた。

18時半ごろに焼き上がりパンケースから出してみると立派な食パンが出来ているではありませんか。

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全粒粉パンらしいつぶつぶが頭に載っかっているのも可愛らしい。

しばらくの間さましておきながら夕飯の準備を並行してすすめる。

パンに合いそうなおかずという事で、なんとなくビーフシチューにすることにした。

ビーフシチューとはいっても肉は入っていないのだけれど。

適当に玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、しめじを電気圧力鍋に投入したら500gほどになっていたので、最後にチューブのデミグラスソースを100gほど投入して、カレーモードで13分ほど煮込んだら完成だ。

別にそれだけども、十分美味いけどコメダ珈琲で食べたビーフシチューに、これがまた絶品なんだが、チーズが載っていて嬉しかったので煮込まれたモノを耐熱皿に盛ってその上に好きなだけチーズを載せてオーブンで10分ほど焼いた。邪悪な料理の完成である。

あとは常備されている、にんじんのラペ、たけのことピーマンのカレー炒め、焼き鯖の酢漬けを小皿に盛って晩ごはんが完成した。晩ごはんだったり夕飯だったりとワードが安定していないことが若干気になる。

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パンは美味いが特別感動するほどでも無いような気もする。ビーフシチューはもう最高だ。多分チューブのデミグラスソースよりも固形のルーの方が美味いような気はするけれど、どっちも美味いのでまあ気分で使い分けても良いような気もする。

固形のルーは少ない量作ろうと思うとちょっと面倒だったりするけど、そうでもないかも。

今度は天然酵母を買ってきて天然酵母パンを作るか、ライ麦パンを作るか、全粒粉パンにドライフルーツとかナッツとかを入れる幸福度高めのパンを作るかをしてみようかな

ホームベーカリーを眠らせることにはならないようにしたいところ。

俺が買ったのはこれ。

 

 新しいモデルだけど、説明だけ読むと違いがパンケースぐらいだった。2017年製のGRAND Xの製品。ちょっと値段が高い。この値段出すならパナソニックの上位機種買ってもいいかも。

 

天然酵母モードがいらないならこれが値段も高すぎずDCモーターも搭載されているので良いかも。

 

まあとはいえ、なんだかんだパナソニックの上位機種買っておくのが無難でおいしいパンが焼けるんじゃないかとも思っている。デザインもちょっとカッコいいしね。

こっちが最上位機種。

 

こっちが一個したのモデルでどうやらマニュアル機能という「こねる」だけとか「発酵」だけとか「焼く」だけとかっていう機能が有るか無いかという違いだったと思う。

 

コンビニでイヤホンを買う

セブンイレブンでAnker製品が販売されている事を偶然店頭で発見して、以前から気になっていたSoundcore Liberty Air 2を購入した。

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急にワイヤレスイヤホンが必要となる時なんてそうそう無いと思われるが、買おうか検討しているところに、コンビニで見つけたりなんて事になると手にとってしまいそうな気がする。

値段的には8800円ぐらいでAmazonの販売価格よりは800円ぐらい高い程度なので、そんなには気にならないかな。

音質とか接続の安定感なんかはネット上にたくさん溢れているので、そちらを参考にしてもらいたいけれど安くてそれなりに使える製品がコンビニで買えるようになっているという事に少し感動した。

花粉症の原因がわかったような気がする

思えば花粉症が発症したのはいつだっただろうか。

おそらく就職をきっかけに人口40万人程の市に引っ越してきた頃だったと思う。

田舎暮らしだった身としては空気の汚いところに来てしまったから、なんやかんやあって発症したのかなあと思っていたけれど最近知人と話をしていて原因がわかったような気がした。

花粉症で鼻がちょっとかゆいなあと思ったときに掻いて傷をつけてしまうと更にかゆくなってしまうというような会話をした。

そのときは確かにそうだなあ程度で終わっていたのだが、しばらく何日か経ったあとに風呂に入ると鼻血が出るようになってしまった。

体が温まっていることで血行がよくなっているせいか全然止まらない。

とりあえず鼻の付け根あたりをつまんでしばらく待つが非常にかったるく手をはなして確認するとドバドバ出てくるので焦って再度つまむ。

またしばらくしてつまむのをやめてみたら止まっているので体を洗う作業を再開するのだが、急に再度鼻血が流れ出してふりだしに戻るという非常に辛い状況が発生していた。

細かい話はどうでもいいのだけれど非常にやるせなく悲しい状況だった。

おそらく鼻の中が荒れに荒れて非常にもろくなっていたのだと思う。

それからというもの鼻を丁重に扱うことにしたら次の日にも鼻血は出たものの再び出ることはなくなった。

それと同時に花粉症の症状がとても軽いものになっていた。

ここで鼻をかくと更にかゆくなるという話に戻るのだけれど、俺はいつからだろうか風呂に入るときに鼻の中まできれいに掃除するようになっていた。

爪で鼻の内部をこそぎ落とすようなイメージで掃除していた。

思い返してみればこれは就職して空気の悪い環境で仕事をし始めてからついてしまった習慣だったかもしれない。

俺の中で花粉症の人=鼻ほじりやろうのイメージがついてしまった。

もう取り返しはつかない。

俺は花粉症を卒業します。

高卒製造業からのキャリアプランと転職活動

 

自分は高校卒業後大手自動車製造メーカーに就職して8年ほどが経過した26歳の男です。
ITやらなんやらで自動車業界も大激動の今日ですが、高卒製造業のキャリアプランを考えると
不安なことが多々ある。このまま続けていても本当にこの仕事はあり続けるのだろうか、
自分が外で出て働いた時に今までの経験は本当に意味の有るものなのだろうか、などなど。
なにかしたいことがあるわけではないけれど今の仕事を続けたいというわけでもない。
何者かになりたいという気持ちだけは常に持っていて自分に何ができるのかということを自問自答している。
社会人を8年も続けていると、なんだか立派なオトナにでもなったような気がしてくるし、ならなきゃいけないような気にもなってくる。
後輩も毎年毎年入ってきて否が応でも先輩という立場を経験することになる。
仕事を教えることだってあるし、社会人としてみたいなことを言わなければいけないこともあるのかもしれない。
立場が人を変えるというのは自覚的なものと無自覚なものがあるのだと思う。
意識していなくてもいつの間にかその組織の中での立場に合う人になっていく。
それはとても自然なことだし、別段抵抗することでもないと思える。
でもそれはその会社のなかでは求められる人かもしれないけれど一歩外に出てみたら必要とされているのかはわからない。
そんな事を考えながら、自分の市場価値が気になって転職エージェントに相談してみることにした。

1つ目はとりあえずという感じでリクルートエージェントに話をきいてみることにした。
自分の中で転職活動をする上で明確に何かやりたいということがあるわけではなかったけれど
なんとなく将来経営者や個人事業主にでもなる可能性もあると思って営業を経験したいなと思い、
そういったことを伝えてみた。それと共に自分の市場価値についてもきいてみた。
まあわかっていたことだけれど俺の市場価値は所詮は高卒の26歳男性でしかないということを伝えられた。
しかしまだ26歳というのは比較的若い。大卒で言えば新卒3,4年ということで転職先は幅広くあるということは教えてもらった。
自分なりに転職先を調べていく中でリクルートライフスタイルは営業と経営を学べる環境で良いのではないかと思っていたが担当者もおすすめしてくれた。

営業未経験で成長できる環境を求めて特にやりたいことがないのであれば、まずはリクルートライフスタイルを志望してみるのは良い選択なのでは。
自分も志望してみたものの旅行も飲食も結婚もあまり興味ないなと思って説明会兼面接があったが辞退することにした。
この事は自分の中の仕事に対する考え方を少し固めてくれたと思う。
成長できる環境を求めてはいるが、それだけではイマイチで事業内容も重要視していることに気づいた。
求人を見ていく中で今の仕事を活かせそうな営業職があることに気づき始めた。
製造業で得た知識を活用できる技術営業だったりFA機器の営業だったりである。
募集要項も営業の経験はなくても製造業の実務が項目に上がっていたりする。
未経験としてしか選択肢がないと思っていたが、そうでもないということがわかり一筋の光が差し込んできて嬉しかった。
今までやってきたことはムダにはならないということが、なによりも嬉しかった。
あと転職活動していく中で経験談だとか本とか読んだ中にmotoさんという方の転職活動のポイントみたいな感じで軸ずらし転職を推奨していてちょうど重なるところもあって、理想的な転職先なのではと思った。
ただ軸ずらしは年収アップのための理論であったから今回のとはちょっと意味合いがズレてしまうけれど自分の場合転職の目的がキャリアプランの構築だから多少の年収ダウンは許容しようと思っている。
というか高卒大手自動車メーカーの8年目の年収は相当恵まれていて日本の平均年収なんて軽く超えてしまっている。
これを越えようと思うと相当なアピールと実績が必要になってくると思うので、そのあたりは自分で納得出来るラインを探すしかないと思っている。
製造系営業を経験してその後にIT系や人材系や他の方向にシフトしていくということも出来るのではないかと思う。
そのためには転職先での経験が重要になるのは言うまでもない。

ここまではリクルートエージェントでの転職活動のハイライト。まだ転職先が確定しているわけではないけれど現状の思っていることとか知ったことをまとめておこうと思い書いてみた。

今までの自分の何者かになるための想定していたルートは例えば「バンドマンになる」だったり「芸人になる」だったりしたけれど
それらの選択肢を躊躇し続けてここまで来たので、それ以外の道を模索し始めた中で王道とでも言うべきような道を歩もうとしている。
別に転職したからと言って何者かになれるかといったら、そんなわけないし、今の仕事を続けていたって出来ることはたくさんあるから何者かになるルートはあると思う。

おそらく何者かになるというのは自分の選択によって自分の人生を歩んでいる人だと最近は認識し始めた。
そこには後悔もあると思うし失敗の連続になることもあると思う。それでも自分で選んだということには大きな価値があると思う。
おそらく今の仕事を続けていればしばらくは安泰で、運が良ければ長く働くことも可能かもしれない。
そうなるときっと自分は甘えてしまって、ずっとずっと会社の文句ばかりを言い続けて、それでもしがみつくことはやめないという、なりたくない自分になってしまうような気がする。
こう書いていくと辞める理由を探しているような気がしてくるけれど別に会社の文句を言い続けて、それでもなお会社にしがみつき続ける人生だって悪くはないと思っている自分もいる。
でも他にも選択肢があるようだという事が少しずつ見えてきたので視野を広く持って行動している。

この文章を書こうと思ったのにはもう1つの理由があったことを思い出した。
高卒製造業という市場価値も低ければ社内での価値もさほど高くない道を選んだ人が視野を広く様々な選択肢を持つことが出来るように考えを共有したいという気持ちがあったからだ。
まあこれは製造業だけの話でもないかもしれないけれど、非常に多い。ネットワークビジネスにハマる人が。
マルチ商法とも言われるアレのことです。ネットワークビジネス自体はとてもおもしろいと思うし
売る人も買う人も納得してやっていれば全く問題ないと思う。
商品によっては買ってもいいかなと思うものもあると思う。
詳しくは言わないけれど自分も少しやっていた時期があるし、今でも購入を続けているものもある。
ただ視野の狭い若い人を騙すような形でシステムが回っているパターンもたくさんあるのも事実だと思う。
おそらくこの若者たちは溢れる活力や体力を何かに使いたいのだけれど仕事のでは中々発揮できず
オトナ達あるいはナカマ達に誘われてとても楽しそうで自分でもなにか出来そうだと思って、それしか選択肢を知らないから、その道が自分が何者かになるための唯一の道だと思ってしまって進んでしまうのだと思う。
その結果仕事をやめてしまったり会社の人たちを馬鹿にして社内での立場がどんどん悪くなっていく。
こんな風に書くと彼らをとても見下しているように感じてしまうし、そもそも彼らはそんな事を全く考えていなくて、ただ簡単に楽してお金が儲けられるという理由でやっているのかもしれない。それは自分にはわからない。
少なくとも自分はネットワークビジネスの話を聞いた時に面白そうだなと思って聞いていた。
それはお金が楽して儲けられるということもあるけれど、自分の知らなかった世界がこんなにも広がっているのかと思ったからだ。
この世界なら自分の溢れんばかりのエネルギーを放出出来るのではないかと思ったからだ。これも全然続かなかったけれど。
そんな彼らに他の選択もあるよと伝えてあげたい。でも他の選択肢を選ぶためには普段から勉強しておく必要があるし、社会問題や自分の価値を意識したり、今の仕事としっかりと向き合って何が出来るのかを考えることが重要だと思う。
製造業だと改善が推奨されると思うけれど仕事のやり方を変えるのはあらゆる業種で応用可能な経験だと思うから積極的に行っていこう。
失敗もたくさんあると思うし仕事を変えるというのは大きな抵抗を受けることにもなると思う。
それでも1人でも2人でもいいから職場の中に仲間を見つけて行動していきましょう。それが良い転職にもつながっていくと思うし、その会社で仕事を続けていくことになっても特別な存在になっている可能性が高くなると思う。
じゃあ俺はどうなんだと言われると自分なりに頑張ってきたつもりだけれど中々評価されず辛い会社生活を送っている。
それでも1人ずつ自分の考えを共有して受け入れてくれる人は増えてきている。その人達と一緒に働くのは結構楽しいよ。
転職も視野にいれながら今の仕事も挑戦していくのが良いと思う。
1冊おすすめの本を貼っておこうと思う。
転職の思考法という本なんだけど、転職を視野にいれることで今の仕事・組織・会社に対して依存するのではなく、対等な関係で
意見を言ったり行動していく事ができるぞという事が書いてある。
本自体の内容もめちゃくちゃ面白いし転職活動する上で参考になることも書いてあるので是非読みましょう。
あと同じ作者の「天才を殺す凡人」もめちゃくちゃ面白いので読みましょう。
それでは良い人生を。

『家族を想うとき』をみました

 ハートフルでアットホームな家族の映画を想像して観に行った。

その期待は見事に裏切られることになる訳だが、とてつもなく、えげつないぐらい動揺させられてしまう内容で、面白いとか感動したとかそういった感情ではないけれど今年一番の映画だったのではないかと思う。(今年一番といってもそう多くの作品を見たわけではない)

夫婦と子供2人の4人家族が生活することがこんなにも難しいのかと考えさせられた。イギリスの話だしフィクションではあるけれど、実際の日本もこれと似たような環境にあるような気がする。UberEats配達員の組合結成のニュースを見てUberの雇用形態って個人事業主的なものになるんだから、なんかアホらしい事言い出したなあと思っていたけれど、その仕事を選ぶことしか出来ないと思ってしまった人達には確かに必要なのかもしれないと思った。(まだ他人事のようにしか感じられてはいない)

父親は家族のために自分の身を削ってお金を稼ごうとする。母親は社会貢献のためか、やりがいがあるのか多くの人がやりたがらない高齢者介護の仕事をする。長男は勉強はできるが将来への明るい想像ができず勉強することの意味が分からなくなったり、絵を描くことが好きなのにそれを表現する場所が分からず非行に走り壁に絵を描く。長女は勉強もできるし真面目で明るく素直なのだが不安定な家庭環境から精神が不安定になり不眠症になってしまう。

家庭環境はとても不安定で良い方向に振れているときの会話はとてもユーモアがあって笑える場面もある。悪い方向に振れた時は家族の行動それぞれが負の連鎖になってしまいみているのが辛くなった。このような状況になってしまうと家族とか個人とかそういった小さな単位ではどうしたって良い方向に転換していくのは難しいのかなと思う。国だったり地方自治体だったり公的な支援を頼ることが望ましいのではと考えたが、冒頭の父親の発言の「生活保護は受けられないね。そんな情けないことはできない。」みたいな言葉が重くのしかかる。唯一ではないにしても、その選択をとれば少しだけでも余裕が出来ていたかもしれない選択肢を自ら捨ててしまう。とても勿体無いと思うが、それを選ぶ余裕もない状況だったのかもしれない。どうすればよかったんだ。

みていてとても辛くなるが最後にはなにか救いの手を差し伸べてくれるのではと期待して見ていても、最後の最後まで負の連鎖が続いてしまう。こんな悲しく辛い物語があっていいのか。この映画をみた私たちには何ができるのだろうか。年末に現代の問題を叩きつけられた映画だった。