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暇をつきつめる

「もうレシピ本はいらない」稲垣えみこ著

なにがきっかけで購入したかは忘れたけれど面白い本だった。

ぬか床をやってみようとは全く思わなかったけれど(だって手が臭くなると本にも書いてあるんだもの)干し野菜はありかなあとも思った。

自然の強火の遠火という表現は結構好き。

干し野菜を適当に刻んでお椀に入れて後は味噌をお湯で溶けば味噌汁の完成。

実に簡単でなんか美味そうな気がする。

1回やってみたいと思わされる魅力を感じた。

味噌汁についてもう一つ。

フランス人は平日の夜は基本ポトフを食べるというのに関連して、だったら日本人は具だくさん味噌汁を食せばいいんだという発想。

なんとなく味噌汁だけをおかずにするのが後ろめたいような気持ちになるのを大丈夫だと背中を押してくれているようで少し前向きになれた。

調味料を塩・醤油・味噌だけにするのは勝間和代氏のブログを読んでから実践していたので、シンプルな料理には共通されるモノなんだなと考えながら読んでいた。

著者の生活は炊飯器を使わないとか冷蔵庫を使わないとか少し真似をするのは難しいと思えるが考え方など部分的には実践できることもあってタメになりました。