何処へ行く

暇をつきつめる

なにが遊びを仕事にするだ。こちとら仕事を遊びにしてんだ。

SNSを見ていると「遊びを仕事にていて毎日とても楽しいです!」みたいな投稿を頻繁に見るし大変魅力的なように見える。

でも私はそれに対して異論を唱えようと思う。かくいう私もつい先日まで今の仕事をやめて芸人にでもなろうと思っていた。でもやはり今の安定した仕事を手放して茨の道かもしれない道を歩むことに不安を感じ断念してしまった。だからこの考えはそんな自分を正当化するために湧き上がってきたのかもしれない。

私は大手企業に高卒で入社し7年程が経った。仕事も覚えて程々に充実した社会人生活を送っている。しかしながら7年も同じ会社にいるとどうしても仕事にマンネリを感じてきてしまう。そんな時「遊びを仕事にしています」みたいな投稿を見たら当然魅力的に感じる。でも結局のところ私は今の仕事を辞めることを躊躇し諦めた。この事に数年後後悔することになるかもしれないが今はそうならないように努力するしかない。

マンネリを感じていた仕事も少しずつ楽しくなってきた。我が社の社長の発言で「他社でも通用する人材が我が社で働きたいと思ってくれる会社にしたい」という言葉について考えてみた。我が社の持ち味は改善である。7年勤めていても改善の本質を理解できていない。そこで大野耐一氏の書籍や河合満氏の書籍を手にとってみた。大野耐一氏の書籍からは変革をする時の厳しさを教えられた。河合満氏の書籍からは毎日変化し続けることの重要性を学んだ。自分なりの解釈として「我が社で働きたいと思える会社」とは自分の業務を改善することで楽しく、またやりがいを感じて仕事を出来るということだと思った。我が社はそういった風土が過去にはあったはずだがどうしても現在の日本の経済状況と酷似していると思えるが停滞気味だ。しかし現在は大変革期。このままではいけないと意識変革が必要だ。

河合満氏の「毎日やり方を変えよ」という言葉を重く受け止め改善していこうと思う。それが仕事を遊びにすることに繋がると思うから。